「生贄投票」の1巻が2016年5月20日に発売されました。
ホラー・オカルト系小説「生贄投票」がコミカライズされました。
こういったハラハラする漫画は昔から大好物な私。
当然「生贄投票」も早速読んでみましたよ。
そんな「生贄投票」1巻のあらすじと感想をまとめてみましたので、
是非読もうかどうか迷っている方は参考にしてみてください。
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「生贄投票」のあらすじ
まずは「生贄投票」がどういった漫画なのかといったあらすじについて紹介していきます。
※ここからは若干のネタバレを含みますので、ご注意ください。
主人公は私立柳沢高校に通う今治美奈都(いまばり みなと)。
スマホが生活の中心という、今どきの女子高生だ。
そんな今治美奈都のクラスである2年C組の生徒、入山環奈(いりやま かんな)はいわゆるクラスの女王様。
入山環奈を女王とするなら、今治美奈都はさしずめ従者といったところか。
今治美奈都は「慣れてしまえば従者だってそれなりに楽しく暮らせる」と自分に言い聞かせるも、入山環奈の自分への扱いに心のどこかで憤りを感じていた。
そんな2年C組では、「キャリクラ」というスマホゲームアプリがブームとなっていた。
内容はどこにでもあるような、シンプルなパズルゲーム。
2年C組のクラスメート全員がこのゲームをプレイしている。
とある日の深夜0時。
ベッドで寝転がり、スマホを眺めていた今治美奈都だが、突如スマホの画面が切り替わる。
スマホには「生贄投票」という文字。
画面を戻そうとするが、ホームボタンも再起動も効かない。
そして驚くことに、何故か2年C組のクラス名簿が表示される。
この「生贄投票」には、次の文章が書かれていた。
『投票により選ばれた者は24時間以内に課題をクリアできなかった場合、”生贄”とする。”生贄”には”社会的死”が与えられる。』
さらに文末には、
『投票の結果については、本日の12時に発表する。』とも。
生贄…?
社会的死…?
今治美奈都は全く意味が分からずにいたが、これまでの入山環奈からの扱いもあり、なんとなく「入山環奈」に投票。
「生贄投票」の投票を終えると、スマホ画面は正常に戻った。
クラスのマイングループ(現実世界でいうLINE?)を見ると、さきほどの「生贄投票」の話題で持ち切りだ。
どうやら他のクラスメートのスマホでも同じ現象が起こったらしい。
嫌な胸騒ぎを抑えながら、今治美奈都は眠りに就いた。
当然ながら、翌日は朝から「生贄投票」の話で持ち切りだ。
恐がる者、イタズラだと笑う者、興味すらない者…。
しかし、一つだけ確かなことがある。
それはこの教室にいる全員が、誰かに投票しているということだ。
それだけでも今治美奈都にとっては、十分に恐怖だった。
投票結果発表の12時。
半信半疑のままクラスメート全員がスマホ画面を覗き込む。
そこには「入山環奈」の文字があったのだ。
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「生贄投票」の感想
この「生贄投票」はいわゆるデスゲーム系と言われるジャンルにあたります。
あるゲームをして負ければ死ぬという設定の漫画ですね。
一般的なデスゲーム系漫画は、ゲームに負ければ”即死亡”といった内容が多いのですが、この「生贄投票」では“課題をクリアしなければ”という救済システムが用意されているんです。
個人的には、この救済システムこそがストーリーの重要な要素だと感じています。
課題をクリアすれば死を免れられるなんて、一見すると生ぬるいデスゲームだと思われる方といるかと思います
しかし、「課題をクリアしなければ死」という現実を目の前に突き付けられた人間の生への執着や周りの人間の心の黒い部分といったものがより描かれています。
そういった部分が、より「生贄投票」の恐怖を煽るスパイスになっているんですね。
デスゲーム系漫画は人の死といった残酷なシーンが多いのですが、「生贄投票」では人間の心の奥底の欲望が見え隠れするという別の切り口での残酷さが強調された作品となっています。
生贄投票の気になる2巻の発売日については、こちらをご覧ください。
その他、有名なデスゲーム系といえば以下の作品がありますよ。
・人狼ゲーム
漫画に小説、さらには桜庭ななみさん主演で実写映画化もされた超有名デスゲームですね。
実際にオンラインゲームとしての人気も根強いです。
・神さまの言うとおり
福士蒼汰さん主演で実写映画化されています。
この映画化で一躍人気漫画となりましたね。
突如現れた神様の理不尽さがすごいです。
・リアルアカウント
デスゲーム系漫画といえば、この作品も欠かせませんね。
他のデスゲーム系漫画と大きく異なるのは、ゲームの種類が充実しているということ。
オリジナルゲームが秀逸で、人気が出るのも頷けます。
「生贄投票」はもちろん、その他のデスゲーム系漫画も気になる方は是非読んでみてください。