賭ケグルイ、投票ジャンケンのネタバレ~イカサマ解説と考察~

賭ケグルイは世間で知られる一般的なギャンブルではなく、毎回登場するオリジナリティ溢れるゲームが人気の一つでもあります。

ですが、オリジナルゲームゆえに「これってどういうこと?」という点もあるかと思います。

 

そこで、賭ケグルイのオリジナルゲームについて、私なりの解説や考察を交えながらネタバレしていきます。

 

今回は「投票ジャンケン」について、解説・考察していきますね。

 

また、新たなオリジナルゲームについては考察を随時更新していく予定です。

 

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投票ジャンケンのルール

 

「投票ジャンケン」は、1セット4つのステップで構成されていて、ゲームが進行していきます。

※以下のステップの名称は、分かりやすくするために私が勝手に名付けたもので本作には一切登場していません。

 

1.記入ステップ

2.投票ステップ

3.抽選ステップ

4.ジャンケンステップ

 

それぞれのステップを分かりやすく説明していきます。

 

・ゲームの当事者以外の、クラスメート30人にグー・チョキ・パーのいずれかをカードに記入してもらう。(記入ステップ)

・30人全員が記入し終わったら、ゲームの当事者に見えないように一つの箱に入れていく。(投票ステップ)

・ゲームの当事者は、箱の中から3枚ずつカードを引き、自分の手札とする。(抽選ステップ)

・手札の中から1枚だけ選び、ジャンケンをする。あいこの場合は、残りの2枚から選んで再度ジャンケン。3回ともあいこなら引き分け(ジャンケンステップ)

 

これを1セットとして、ゲームが進行していきます。

 

 

1話に登場したオリジナルゲームですが、作中ではチップ1枚1万円で、それぞれ手持ちチップは120枚でスタート。

1セットごとのチップ賭け枚数は「蛇喰 夢子」が決めていました。

 

 

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イカサマ解説

T2009web

・投票者30名のうち21名は早乙女の奴隷

借金の肩代わりや教室内の立場など理由はさまざまだが、この奴隷たちは早乙女が有利になるように投票する。

 

・例えば、21人の奴隷たちに「グー」11枚、「パー」10枚を投票させる

投票箱の中には極端に「チョキ」が少なくなるため、「パー」を出しさえすれば勝つ確率は高い。

 

・奴隷たちが書く手は、対戦相手の後ろに居る人物がサインを出して伝達する

21人全員が書く手を共有しなければイカサマそのものが崩壊するため、かなり重要。

対戦相手の後ろに居る人物がサインを出す理由は、対戦相手にサインを見られないようにするため。

 

イカサマの狙い

 

このイカサマの狙いは、投票箱の中に入っているカードを意図的に偏らせることにあります。

 

本来ジャンケンはどの手を出しても2/3の確率で負けないのですが、このイカサマをすることで、ある特定の手がより負けづらい手にすることが可能です。

例えば、投票箱に「チョキ」が極端に少ない場合に「パー」を出せば、ほぼ負けることはありません。

このようにイカサマによって、毎セットごとに負けづらい手を意図的に作っていくのです。

負けない=勝率に繋がりますからね。

 

イカサマ成立のための条件

 

このイカサマを成立させるためには、2つの条件があります。

 

・早乙女の奴隷全員が記入するジャンケンの手を正確に共有すること

・対戦相手にどの手が少なく(多く)投票されたのか悟られず、かつ自分はそれを知る必要があるということ

 

まず一つ目の条件ですが、奴隷全員が記入するジャンケンの手を正確に共有できなければ、意図的に投票箱の中身を偏らせることができません。

 

前述した通り、このイカサマの狙いは意図的に偏りを作ること。

つまり奴隷全員が情報を共有できないことは、イカサマそのものが破綻することを意味します。

 

では、そんな重要な情報の共有方法はどのように行っていたのか?

 

原作で蛇喰がさまざまな仮説を立てていたので紹介していきます。

 

・ある規則に従って投票する手を決めていた

(例)「グー」、「チョキ」、「パー」、「グー」、「チョキ」…

→観察した結果、投票される手に規則性はなかった

 

・事前に投票する手の順番をランダム(不規則)に決めていた

(例)「チョキ」、「パー」、「パー」、「グー」、「チョキ」、「グー」…

→何セットまで勝負が続くか分からないし、覚えておくのは困難。

 

つまり、事前に投票する手を決めていたのではなく、毎回その場その場で投票する手を決めていたと考えられる。

 

・早乙女が奴隷たちに合図を送っていた

→観察していたが、合図らしきものは出していなかった

 仮に出していたとしても、相手にバレる

 

・音による合図

→合図になりそうな音も鳴っていなかった

 

とすれば、考えられるのは一つ。

 

・早乙女の代わりに教室に居る誰かが合図を出していた

 

そして、2つ目の条件。

自分が投票する手を把握しつつ、かつ相手に悟られないことが必要になります。

 

当たり前のことですが、まずは投票する手を自分が把握していなければ、どの手が負けづらい手なのか分からないうえに、イカサマをする意味がなくなってしまいます。

 

それと同様に、相手に投票する手がバレてしまっても意味がありません。

自分だけが負けづらい手を知っているという情報アドバンテージが、このイカサマの強みでもあります。

投票する手が相手に悟られてしまった場合、相手に逆を突かれて負けてしまうことすらあります。

 

原作の早乙女がまさしくそうですね。

投票する手がバレてしまい、本来ほとんどの確率で負けない「パー」を「チョキ」で狙い撃ちされていましたから。

 

どのイカサマにも共通して言えることですが、やはり相手にバレないというのが最低限の条件ですね!

 

イカサマ考察

早乙女のイカサマについて、疑問に思ったことや気が付いたことを自分なりに考察してみました。

 

Q.なぜ早乙女は30人全員を奴隷にしなかったのか?

仮説1.しなかったのではなく、できなかった

奴隷となった理由は、借金の肩代わりや教室での立場などさまざまだと原作で明かされています。

しかし、まとめると結局のところ、奴隷となった者は早乙女よりも学園ランキングが下の生徒ということだと思っています。

 

・借金の肩代わり

→借金が払えない=お金がない=上納金が払えない=家畜生徒

・教室での立場

→早乙女には逆らえない=早乙女よりランキング下位

 

その他さまざまな理由があるそうなのですが、原作では明かされていません。

しかし、基本的には早乙女よりもランキングが下位の人間が奴隷となっていると考えるのが妥当ではないかと思います。

 

では、奴隷ではない残りの9人はどうなのかというと、早乙女とランキングが同等、もしくはそれ以上という推論が成り立ちます。

となると、早乙女は二年華組のボス的な存在のように原作では描かれていましたが、実は同じクラスに早乙女よりもギャンブルの強い生徒がいる可能性も出てきますね。

 

仮説2.あえて全員奴隷にしなかった

30人全員を奴隷にすることで、イカサマに支障が出る可能性があったのではないでしょうか?

 

前述した通り、イカサマを成立させるためには、投票するジャンケンの手を奴隷全員が正確に共有する必要があります。

当然ながら、共有する人数が増えれば増えるほど、共有が正確にいかないというリスクも高まります。

だからこそ、早乙女は全員ではなく21人に奴隷を減らして、ここぞという大きな勝負で確実に投票する手を共有させる方を優先させたのかもしれません。

 

また、21人という数字は投票者のちょうど7割。

7割の投票を操ることができれば、投票箱の中のカードを十分に偏らせることは可能です。

この「ちょうど7割」というキリの良すぎる人数も、早乙女が意図的に

人数調整した証拠なのかもしれません。

 

 

Q.早乙女が最後の勝負で「チョキ」を引ける確率は?

原作で実際に早乙女がイカサマをした場合の投票箱の中身を再現してみると、以下のようになります。

 

「グー」14枚、「チョキ」3枚、「パー」13枚

※奴隷以外の9人がジャンケンの手を均等に投票したと仮定

 

では、これら30枚のカードの中から3枚引いて、3枚しかない「チョキ」を引く確率はどれくらいなのでしょうか?

実際に計算してみます。

(高校の時の数学の記憶を辿りながら計算しています。計算ミス等がありましたら、ご指摘ください)

 

ここでは、コンビネーション(C)の公式を用いて、計算していきます。

 

コンビネーションの公式

出典:就職活動の神様

 

・分母を求める

30枚のカードから3枚を引いた時の組み合わせは、

30C3=30×29×28/3×2=4060

つまり、30枚のカードから3枚を引いた時の組み合わせは、全部で4060通りあります。

※同じジャンケンの手のカードでも、それぞれを別のものとしてカウントしています

(例)同じ「チョキ」でも、3枚それぞれを「チョキA」「チョキB」「チョキC」として考える

 

・分子を求める

少なくとも1枚の「チョキ」が引ければ良いので、まずは「チョキ」を引かないときの組み合わせを求めていきます。

27C3=27×26×25/3×2=2925

つまり、30枚のカードの中から「チョキ」を引かないときの組み合わせは、全部で2925通りあります。

 

では、ここから実際に少なくとも1枚は「チョキ」を引くときの組み合わせを求めていきます。

先ほど求めた全体の組み合わせから、「チョキ」を引かないときの組み合わせを引くと、少なくとも1枚は「チョキ」を引くときの組み合わせが求められます。

4060通り-2925通り=1135通り

つまり、少なくとも1枚は「チョキ」を引くときの組み合わせは、全部で1135通りあります。

 

・分子を分母で割る

それぞれ求めた分子と分母を使って確率を求めます。

1135/4060=227/812

 

パーセンテージ表記で答えると、

最後のセットで蛇喰が「チョキ」を引くことができる確率は、約28.0%となります。

 

120万円を使ってイカサマを暴いたにも関わらず、最後のセットゲームの勝率は約28%。

それに1000万円賭ける蛇喰の神経はまともではないですね!

しかも、その28%を引き当てるという神引き。

本当に末恐ろしい高校生です…。

 

考察に関して何か意見がありましたら、お気軽にコメントください♪

 

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